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立川らく朝の健康コラム

活性酸素の恐怖

ふつう、胃ガンなら胃、肺ガンなら肺の病気と思いがち。ところがどっこい、ガンは、じつは細胞の病気なのだ。
人間にはなんと細胞が60兆個もあるって言うけど、一体誰が数えたんだろうねえ。この細胞、古くなると細胞分裂をする。細胞はまず自分の遺伝子であるDNAの鋳型を作り、同じDNAを再生、この新しくできたDNAを元にして、まったく同じ細胞を作り出す。しかし、もしDNAが自分の鋳型を正しく作れなかったら、これは大変なことになるんだね。

たとえば石膏の象、あれはブロンズの彫刻なんかを鋳型にして作ったもの。でも鋳型を作る時、作った鋳型のビーナス像の鼻の頭に蚊が止まったとする。すると、鼻の頭に蚊が止まってるビーナス像ができちゃう。そんなビーナスを作ったら、現場の親方は怒るだろうね。
「なんで蚊取り線香たいてないんだよ。たるんどるぞ」。
「すみません、キンチョーが足りなかったもので」。

じつは人体でも似たようなことが起こっていて、細胞分裂する時にDNAが傷つくと、同じ細胞ができずに、ちょっと変な細胞ができたりする。こうやってできた“変な細胞”こそが、ガン細胞の始まりなんだ。つまりガンというのは、DNAの異常によって起きてくる病気なんだね。

すると、DNAを傷つける可能性のあるもの、それは即ち発ガン性があるということ。その一例がタバコだけど、最近話題の「活性酸素」も、DNAを傷つける代表格だ。

活性酸素は、酸素を消費することで作られる非常に反応性の高い酸素のこと。これがいろんなものと反応して相手を酸化させてしまう。鉄が酸化されると錆るように、体内をあちこち錆び付かさせて傷付けてるんだね。DNAを傷付ければガンになるし、動脈の壁を傷付ければ、動脈硬化の原因になる。

この活性酸素による酸化を抑えてくれるのが、これまた今話題の抗酸化食品。ビタミンCやE、赤ワインで有名なポリフェノールや緑茶のカテキンなんかもそう。だから抗酸化食品はガンや動脈硬化を予防してくれる。体内で一生懸命、活性酸素をやっつけてるんだね。抗酸化作用を発揮しながら、「降参か、こうさんか、こうさんか・・・」って、言うかどうかは知らないけど、でも大いに、抗酸化食品は摂りたいものですね。


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